2026年10月17日(土)、東京・日本橋のYUITO日本橋室町で開かれた「IWC2026 SAKE部門受賞 プレミアム日本酒試飲会」に参加してきました。1,738銘柄が出品されたIWC SAKE部門の上位入賞酒が、約30銘柄そろう、年に一度の試飲会です。
試飲の前には、IWC SAKE部門の20年を振り返るトークセッションがあり、チャンピオン・サケの長州酒造と、地域賞「Prefecture of the Year 2026」の長野県の表彰式も行われました。この記事では、トークセッションの内容を中心に、表彰式と当日の出展酒をまとめます。
▲ 世界が評価した日本酒が、日本橋に集まった一日
イベントの概要
今年で13回目となるこの試飲会は、IWC SAKE部門の公式スポンサーである野村不動産が主催しています。会場は、東京メトロ「三越前」駅に直結するYUITO日本橋室町野村ビルの6階です。
① 当日の流れ
12:45からトークセッション、続いてチャンピオン・サケの紹介とPrefecture of the Year 2026の表彰式があり、そのあと試飲会(第一部14:00〜15:30、第二部16:30〜18:00)が行われました。
② 約30銘柄を、時間内に飲み比べ
都度課金やコイン制ではなく、時間内に自由に試飲できる形式で、参加費は1人4,800円(税込)。試飲用のオリジナルグラスが用意され、多くの酒蔵が出展して造り手から直接話を聞ける機会もありました。
③ 11カテゴリーのトロフィー酒が中心
普通酒から純米大吟醸、古酒、熟成酒、スパークリング、今年新設されたフレーバー酒まで、IWC SAKE部門の11カテゴリーの最優秀酒が並びました。さらに、IWC Sake Hall of Fame(日本酒殿堂入り)の2蔵元も特別参加酒蔵として案内されていました。
見どころ①:トークセッション「IWC SAKE部門の20年」
今年のテーマは「世界最大級の日本酒コンテスト、IWC SAKE部門の20年間を紐解く」でした。会場には、20周年を記念した特別なトロフィーも飾られていました。登壇者は次の3名です。
| 登壇者 | 肩書き | この日の役割 |
|---|---|---|
| 平出淑恵さん | IWCアンバサダー/酒サムライコーディネーター | IWC SAKE部門の立ち上げに関わった。ゲスト |
| 佐浦弘一さん | 株式会社佐浦 代表取締役社長(浦霞・宮城県塩竈市)/日本酒造組合中央会 | 日本酒造青年協議会の時代にIWC SAKE部門の創設に携わった。ゲスト |
| 小池潤さん | SAKETIMES編集長(酒ストリート株式会社) | 進行役 |
▲ トークセッションの会場。スクリーンには「IWC 2026 SAKE」の文字
IWCは「ワインの品評会」。日本酒は2007年に仲間入り
IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)は、1984年からロンドンで開かれているワインの品評会です。毎年9,000銘柄を超えるワインが出品され、ワイン界で最難関とされる資格「マスター・オブ・ワイン」の保有者を含む約400名の専門家が審査します(主催者資料より)。
そこにSAKE部門ができたのが2007年で、2026年は20回目の開催にあたります(IWC公式サイトも「国際的な日本酒審査の20年」としています)。小池さんは、立ち上がった当初の部門数は確か5つで、いまは11カテゴリーに増えたと話しました。2026年からは新たに「フレーバー酒」(IWC公式では Flavoured Sake/Fruit-Infused Sake)が加わり、古酒(Koshu)と熟成酒(Jukuseishu)も別々に審査されます。部門の変遷を見るだけでも、海外からの日本酒への解像度が上がっているのを感じる、という言葉が印象的でした。
審査の特徴は、ブラインドのあとに「議論する」こと
平出さんによると、審査員は日本ベースの3名と海外ベースの3名、そして進行役のチェアマンでグループを組みます。最初にメダルの有無を決め、次にゴールド・シルバー・ブロンズの色を決め、そのゴールドの中からトロフィーを選ぶ流れだと説明していました。2026年は21の国と地域から審査員が集まりました。
点数をつけて終わりではなく、ブラインドで味わったうえで、チームで評価を議論するのが特徴だと小池さんは紹介しました。平出さんは、審査員自身も評価される側で、審査の質が高くない場合は翌年から呼ばれない厳しさがあるとも話しました。
🍶 コンテストの役割は「プロモーション」と「エデュケーション」
小池さんがIWCのディレクターから聞いた話として、IWCは、受賞でその酒を広めるプロモーションと、世界中のプロが日本酒に向き合って理解を深めるエデュケーションの、2つの役割を半分ずつ持つコンテストだと紹介されました。佐浦さんも、IWC SAKE部門の目的は「日本酒を称えて世界的なステータスを向上させること」と「世界市場でより売れるようにすること」だったと補足しました。
立ち上げ秘話:ロンドンの教育機関でのセミナーが出発点
平出さんは、元JAL子会社のスタッフとして海外のワイン事情に触れる中で、日本酒を世界の酒にするには現地で日本酒に詳しい人を育てる必要があると考えたそうです。ロンドンのワイン教育機関WSETに日本酒の講座を作るため、有志の蔵元に呼びかけ、2003年11月に浦霞、満寿泉、天狗舞、泉橋の4蔵がロンドンでセミナーを行いました。
そのセミナーに来ていたのが、のちにIWCの要職に就くサム・ハロップ氏です。「状態のいい日本酒を初めて飲んだ。日本酒には可能性を感じる」という言葉に勇気をもらった、と平出さん。翌年に氏がIWCの要職に就くと、「日本酒を世界に発信しよう。IWCに酒の部門を作るから協力してほしい」と連絡があったといいます。
そこで協力したのが、若手蔵元の団体である日本酒造青年協議会です。当時会長だった佐浦さんは、英語の出品要項の日本語訳づくり、出品の手続き、審査会への立ち会い、授賞式の関係者の招待まで、手弁当で支えたと振り返りました。
第1回の出品は228銘柄。2026年は1,738銘柄に
第1回の出品は228銘柄(平出さん・佐浦さんの発言)。当時の日本酒は海外ではほとんど知られておらず、蒸留酒と間違われることもあったそうです。IWCは醸造酒の大会で、ワイングラスで審査することから、「日本酒は醸造酒だ」というアピールにもなったと平出さんは話しました。2026年の出品数は1,738銘柄で、約7.6倍にあたります。
初代のチャンピオン・サケは、石川県・菊姫の純米酒「鶴乃里」でした。平出さんは、当時の菊姫の担当者から「これまで手を尽くしても反応がなかったワイン愛好家から注文が入った。当時1本2,000円の純米酒でも、ワイン愛好家には安く、ケースで注文が来る」と聞いたと紹介しました。小池さんも、取材したチャンピオン酒の蔵では、発表の日に電話が鳴りやまず、最後の電話を取り終えたのは翌日の深夜2時だったと語りました。
日本酒の輸出は、2007年の約60億円から約459億円に
佐浦さんによると、日本酒の輸出額は2007年当時で約60億円、昨年(2025年)は約459億円でした。日本酒造組合中央会の発表でも、2025年の輸出額は約459億円で、前年を上回っています。「それだけ規模が違う一方で、まだ広がりきっていない」というのが佐浦さんの見方でした。
IWC2026の最高賞「チャンピオン・サケ」の詳細はこちら
▶ 【速報】IWC2026「チャンピオン・サケ」決定!山口・長州酒造「天美 蛍天」が世界一に見どころ②:IWCは「地域」を動かす。受賞が変えたもの
ワインは銘柄と産地の結びつきが強いお酒です。小池さんは、そのワインの思想をもつ大会だからこそ、SAKE部門が地域に与える影響も大きいと話し、印象的な事例を挙げました。
- 2011年のチャンピオン酒は佐賀県の「鍋島」:受賞をきっかけに、翌年から鹿島市で酒蔵ツーリズムが自治体を挙げて始まり、佐賀県全体の観光施策とも連携していったそうです。
- 2015年のチャンピオン酒は福島県の「会津誉」:震災後の風評被害が強い中、産地を伏せたブラインドの審査で品質が評価されて世界一になったことが、逆風を和らげる流れをつくった、と小池さんは話しました。
- 審査会そのものが、日本各地で開かれる:2012年に東京、2016年に兵庫、2018年に山形、そして2026年は広島。世界中のプロが日本に来て、酒蔵や居酒屋など、日本酒が飲まれている場所の空気を体験することも、教育の役割につながっています。
平出さんは、何代も続けて地域を盛り立てている酒蔵という家族が、すべての都道府県にいるのはすごいことだと話しました。そして、日本酒の歴史や地域貢献、文化を発信することは、その地域自体を発信することになる、と続けました。
佐浦さんも、全国で稼働している酒蔵は約1,300社あり、これから生き残るには、お酒の裏側にある地域性や食、歴史のストーリーをどう発信するかが重要だと話しました。各地で増えているGI(地理的表示)も、県産酒のイメージを高める発信の一つです。
「Prefecture of the Year」2025(宮城県)の受賞発表はこちら(宮城県)
▶ 宮城県がIWC SAKE部門で「Prefecture of the Year」を初受賞見どころ③:海外のファンを「迎える」のは、私たち
セッションの最後に、平出さんが投げかけたのは、日本側の「迎える力」についてでした。
- 海外で日本酒を学ぶ人は増えている:平出さんによると、WSETに日本酒の資格講座ができて十数年。海外で資格を取った人は2万人を超えたそうです。
- 心配なのは、日本に来たときのこと:日本酒をリスペクトする海外の人が訪れたとき、日本の人たちは誇りを持って日本酒を語れるでしょうか。ボルドーやブルゴーニュ、ナパ・バレーを訪れたとき、住民の人たちが「うちのワインを飲みに来たの?」と、言葉が通じなくても誇らしげなオーラで迎えてくれた、と平出さんは振り返りました。
- 日本酒は「日本の宝」から「世界の宝」に:「伝統的酒造り」は2024年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。だからこそ、日本の人が日本酒を楽しんで語ることが大切だ、というメッセージでした。
進行の小池さんは、会場の一人ひとりが日本酒の魅力の伝え手で、しっかり伝えるためには、しっかり飲まないと(笑)、とセッションを締めくくりました。佐浦さんは、ポルトガルで開かれた世界規模のソムリエコンテストで、日本酒のスパークリングを提供する課題が出た話を紹介し、日本酒の国際的な認知が進んでいる様子を伝えていました。
見どころ④:チャンピオン・サケと「Prefecture of the Year 2026」の表彰式
▲ 表彰式のようす
▲ 表彰式でのスピーチ
チャンピオン・サケ:長州酒造「天美 純米吟醸 蛍天」
トークセッションのあと、2026年のチャンピオン・サケに選ばれた長州酒造(山口県下関市)の岡本社長がステージに上がり、野村不動産からトロフィー、IWCアンバサダーの平出さんから花が贈られました。野村不動産は、今年から地域賞に加えてチャンピオン・サケの公式スポンサーにもなりました。
岡本社長は、酒造りを始めたのが2020年と、まだ年数の浅い蔵であること、酒造りの経験がない中で、多くの方々や販売店に支えられてきたことを語りました。「蛍天」は、下関市の蔵の近くで見られるホタルの時期に飲んでほしいという思いで造った夏のお酒で、すっきりした飲み口と酸味、飲んだあとの切れ味、そして甘みもあるのにすっきりした仕上がりが特徴とのこと。「日本酒にあまり興味がなかった若い方にも飲んでほしい」と話しました。
蛍天の詳しいスペックと長州酒造の成り立ちは、速報記事でまとめています(下の関連リンクから)。
Prefecture of the Year 2026は、長野県
野村不動産がスポンサーを務める地域賞「Prefecture of the Year」は、お酒の銘柄だけでなく、その酒を造る地域を表彰する賞で、2024年に新設されました。2026年は茨城県、長野県、栃木県、山口県の4県が候補となり、長野県が選ばれました。2024年に続く2年ぶり2度目の受賞です。
長野県産業労働部の木下次長は、酒蔵の技術力に加え、県の風土や自然を含めた総合的な評価と受け止めていると話し、長野県が現在の形になって150周年を迎える年の受賞を喜びました。長野県酒造組合の宮坂会長は、山国ゆえの冷涼な気候と豊かな水、ものづくりのDNAをもつ人たちに恵まれた環境だと話し、長野の蔵は規模の小さいところが多く、「格納庫から出てきたばかりの小さなプロペラ機の集まり」のようなもの、と表現。どうか私たちの翼に、強く温かい風を送ってほしい、と会場に呼びかけました。
IWC2026の結果(トロフィー受賞酒)を一覧で見る
▶ 【IWC2026 SAKE部門】結果発表!世界が選んだ最高賞「トロフィー」受賞酒を完全網羅見どころ⑤:試飲会に並んだ、トロフィー受賞酒の一覧
試飲会では、トロフィー受賞酒を中心に、時間内にたくさんのお酒を飲み比べてきました。主催者が事前に、次のお酒を出展予定として案内していました。カテゴリー名のほかに、「長野・純米」「佐賀・普通酒」のように産地名がついたトロフィーも並びます。
| カテゴリー | 出展予定の銘柄(酒蔵) | 都道府県 |
|---|---|---|
| 普通酒 | 大雪渓 上撰(大雪渓酒造)/きまぐれドラゴン 貴醸酒(光武酒造場) | 長野/佐賀 |
| 本醸造酒 | 木曽路 本醸造 金紋錦(湯川酒造店)/喜久水 本醸造 白貴天龍(喜久水酒造) | 長野/長野 |
| 吟醸酒 | 渓流 吟醸(遠藤酒造場) | 長野 |
| 大吟醸酒 | 宮の雪 大吟醸 山田錦(宮﨑本店)/夜明け前 大吟醸(小野酒造店)/七笑 大吟醸(七笑酒造)/渓流 大吟醸(遠藤酒造場) | 三重/長野/長野/長野 |
| 純米酒 | ちえびじん 純米酒(中野酒造)/十六代九郎右衛門 生酛 純米 山田錦(湯川酒造店)/紀土 純米酒(平和酒造) | 大分/長野/和歌山 |
| 純米吟醸酒 | 天美 純米吟醸 蛍天(長州酒造)★チャンピオン・サケ/大信州 手の内 生詰(大信州酒造) | 山口/長野 |
| 純米大吟醸酒 | 来福 純米大吟醸 愛山(来福酒造)/陸奥八仙 レイメイ40(八戸酒造)/肥前蔵心 純米大吟醸 権右衛門(矢野酒造)/作 槐山一滴水(清水清三郎商店)/大信州 手いっぱい(大信州酒造) | 茨城/青森/佐賀/三重/長野 |
| 古酒 | 梵・天使のめざめ(加藤吉平商店)/花モ酔ウ 長期熟成純米酒 1988年醸造(花酔酒造) | 福井/広島 |
| 熟成酒 | 渓流 大古酒(遠藤酒造場)/浅間嶽 無濾過生原酒(大塚酒造) | 長野/長野 |
| スパークリング | 梵・プレミアムスパークリング(加藤吉平商店)/開華 AWA SAKE(第一酒造) | 福井/栃木 |
| フレーバー酒 | 三谷春 梅酒 潤(林酒造) | 広島 |
※主催者が事前に案内した出展予定の銘柄です。変更になる場合や、酒蔵が不在のブースもあると案内されていました。このほか、IWC Sake Hall of Fame 2026として、井上清吉商店(栃木、IWC2022チャンピオン・サケ)と出羽桜酒造(山形、IWC2008チャンピオン・サケ)の2蔵が特別参加酒蔵として案内されていました。
🍶 気づいたこと:長野県の蔵が目立つ
案内された出展予定の26銘柄(Hall of Fameの2蔵を除く)のうち、長野県の酒蔵は12銘柄。トロフィー受賞酒が長野県に多く、Prefecture of the Year 2026の受賞とも重なる顔ぶれでした。
会場フォトレポート
会場の様子
当日の会場で撮影した写真です。受賞を示すシールや札がついたボトルが、ブースごとに並んでいました。
▲ 20周年を記念したIWCのトロフィー
▲ チャンピオン・サケの長州酒造(天美)のブース
▲ 大信州酒造「手いっぱい」「手の内」
▲ 氷で冷やされた、肥前蔵心 純米大吟醸 権右衛門(矢野酒造)
▲ 花酔酒造(広島)のブース。38年熟成!ボトルにはIWCトロフィーのシール
▲ 「ちえびじん 純米酒」(中野酒造)の説明パネル
▲ 「作 槐山一滴水」(清水清三郎商店)
▲ 「宮の雪 大吟醸 山田錦」(宮﨑本店)
▲ 大信州酒造のブース。IWCの金賞を示す札がついたボトルが並ぶ
▲ 来福酒造(茨城)のブース。「来福 純米大吟醸 愛山」のボトル
▲ お酒に合わせたおつまみのコーナー
世界が評価した日本酒を、家でも試してみる
試飲会で出展された酒蔵のお酒のうち、ネットで見つけやすい4本をご紹介します。受賞酒そのものとは限らないものもあるので、商品名をご確認ください。
スパークリングトロフィー(福井)
梵 純米大吟醸プレミアムスパークリング 375ml
スパークリングのトロフィーに選ばれた加藤吉平商店の、梵・プレミアムスパークリング(375ml)。
▶ 楽天市場で見る※ロットや販売店によって、容量・仕様・価格が異なる場合があります。購入前に商品ページで最新の表記をご確認ください。
IWC SAKE部門のよくある質問
Q1. IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)とは何ですか?
IWCは、1984年からロンドンで開催されているワインの品評会で、世界で最も影響力のあるワインコンテストの一つとされています。日本酒を対象にした「SAKE部門」は2007年に設立され、2026年は第1回から数えて20回目の開催です。IWCの公式サイトでも、2026年は「国際的な日本酒審査の20年」とされています。
Q2. IWC SAKE部門には、何銘柄が出品されましたか?
2026年は1,738銘柄(457社、うち海外12社)がエントリーし、過去最多でした。そのうち金メダルは195銘柄(約11.2%)、各カテゴリーの最優秀「トロフィー」は11銘柄(約0.63%)、全体の頂点の「チャンピオン・サケ」は1銘柄です。
Q3. IWC SAKE部門の審査は、どのように行われますか?
生産者や産地を伏せたブラインド・テイスティングで審査します。日本ベースの審査員と海外ベースの審査員でグループを組み、議論をしながら進めるのが特徴です。審査は段階的に進み、メダルに値するかどうかを選んだうえで、ゴールド・シルバー・ブロンズの色が決まり、ゴールドの中から各カテゴリーのトロフィーが選ばれます。2026年は21の国と地域から審査員が集まりました。
Q4. 2026年のチャンピオン・サケは何ですか?
山口県下関市・長州酒造の「天美 純米吟醸 蛍天(ほたてん)」です。2026年9月8日(ロンドン時間)に発表され、山口県の酒蔵として初めてのチャンピオン・サケとなりました。
Q5. 「Prefecture of the Year(地域賞)」とは何ですか?
IWC SAKE部門で優れた成績を収めた都道府県を表彰する賞で、2024年に新設されました。2024年は長野県、2025年は宮城県が受賞し、2026年は茨城県・長野県・栃木県・山口県の4県が候補となり、長野県が2年ぶり2度目の受賞となりました。
Q6. 「IWC2026受賞プレミアム日本酒試飲会」の参加費はいくらでしたか?
1人4,800円(税込)で、時間内にさまざまな日本酒を試飲できる形式でした。試飲量には限りがあり、来場者にはオリジナルの試飲グラスが渡される予定と案内されていました。来年以降の開催は、主催者の野村不動産の発表をご確認ください。
参考・出典
- IWC2026 SAKE部門受賞 プレミアム日本酒試飲会(イベント概要)
- 宮城県|IWC SAKE部門「Prefecture of the Year」初受賞(2025年)
- IWC公式|SAKE部門(カテゴリー・審査の流れ)
- SAKETIMESと酒ストリートの統合(プレスリリース)
- 日本酒輸出、2025年度は約459億円で前年超え
※トークセッションの内容は、登壇者の発言をもとに構成しています。発言内容の数値や年号には、登壇者の記憶にもとづくものが含まれます。
まとめ:世界が認めた日本酒を、日本の私たちが語れるか
IWC SAKE部門は、228銘柄から始まって1,738銘柄の大会になりました。この20年で、受賞は蔵だけでなく、地域や産地の発信にもつながってきたことが、トークセッションから見えてきました。
平出さんの「日本の私たちは、海外から来た日本酒ファンを誇りをもって迎えられるか」という問いは、日本酒を飲む私たち一人ひとりへの宿題のようにも感じます。まずは世界が選んだ一本を、自分の言葉で誰かに話してみる。そこからが、この試飲会の続きなのかもしれません。




