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【速報】IWC2026「チャンピオン・サケ」決定!山口・長州酒造「天美 蛍天」が世界一に

【速報】IWC2026「チャンピオン・サケ」決定!山口・長州酒造「天美 蛍天」が世界一に
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速報

2026年9月8日(現地時間)、ロンドンで開催された「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2026」の授賞セレモニーにて、SAKE部門の最高賞「チャンピオン・サケ」が発表されました。栄冠に輝いたのは、山口県下関市の長州酒造が手がける「天美(てんび) 純米吟醸 蛍天(ほたてん)」。山口県の酒蔵がチャンピオン・サケを受賞するのは今回が初めてです。

この記事では、IWC SAKE部門の最高賞に選ばれた「蛍天」がどんなお酒なのか、そして6年前に新たな酒造りをスタートしたばかりの若い蔵「長州酒造」が、なぜ世界最高峰の舞台で評価されたのか、その背景を掘り下げます。

IWC2026チャンピオン・サケのイメージイラスト

▲ 世界最高峰のコンクールで頂点に立った一本

そもそも「チャンピオン・サケ」とは?

IWCは1984年にイギリスで創設された、世界最大級のワインコンクール。SAKE部門は2007年に新設され、日本酒業界で最も権威あるコンクールのひとつとされています。選出のプロセスは次の3段階です。

① 各部門でゴールド・トロフィーを選出

2026年は今年新設された部門を含む全11カテゴリーで審査が行われ、5月にゴールド受賞酒の中から各カテゴリートップの「トロフィー」59点が発表されました。

② トロフィー59点の頂点が「チャンピオン・サケ」

59点のトロフィー受賞酒の中から、審査員による最終審査を経て選ばれる最高賞が「チャンピオン・サケ」です。今回のロンドンでの授賞セレモニーで発表されました。

③ 全59点のトロフィー受賞酒はこちらでチェック

今回のチャンピオン・サケも、5月に発表された59点のトロフィーの中から選ばれています。全11カテゴリー・全トロフィー受賞酒の一覧は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

見どころ①:IWC SAKE部門最高賞に選ばれた「天美 純米吟醸 蛍天」はどんなお酒?

「蛍天(ほたてん)」は、山口県産の酒米「西都の雫」を80%、山田錦を20%使用し、精米歩合60%で醸された純米吟醸酒。アルコール分13度の原酒タイプです。

🍏 青リンゴのような香りと、繊細な甘み

審査では「青リンゴのような華やかな香りや繊細な甘みが特徴」「爽やかな酸味があり、何層にも重なる豊かな風味が口の中に広がる」と評されました。優しいガス感が甘みと酸味を包み込む味わいが特徴で、原酒ならではの厚みも兼ね備えています。

「蛍天」は2025年5月に「新しい天美」として初めて発売された季節限定商品で、2026年も数量限定で発売されました。つまり今回のチャンピオン・サケ受賞は、蛍天としては発売2年目での快挙ということになります。

見どころ②:造り始めてわずか6年。老舗を継いだ新しい蔵「長州酒造」

長州酒造は、山口県下関市菊川町で明治4年(1871年)に創業した老舗「児玉酒造」の事業を受け継ぎ、令和2年(2020年)に新たな酒造りをスタートさせた蔵です。事業継承を決断したのは、太陽光発電関連企業「長州産業」の岡本晋社長。「この地域の酒造りの文化をここで終わらせるわけにはいかない」という思いから、酒造りとは異なる業種からの参入となりました。

新しく生まれたブランド名「天美(てんび)」は、稲を育む太陽を意味する「天照(てんしょう)」と、酒の別称である「美禄(びろく)」から一字ずつ取って名付けられました。地元で長く親しまれてきた児玉酒造時代の銘柄「長門菊川」も、あわせて造り続けています。今回のチャンピオン・サケ受賞について、岡本社長は「世界に出て行けるチャンスをいただきありがたい」とコメントしています。

見どころ③:ゼロから「天美」を立ち上げた初代杜氏、藤岡美樹さん

「天美」の土台を築いたのが、初代杜氏を務めた藤岡美樹さんです。約25年のキャリアを持つ藤岡さんは、長州酒造の新しい酒蔵がまだ更地だった段階からプロジェクトに参加し、建物の設計や醸造設備の導入まで、蔵が稼働するまでのすべての工程に携わりました。

約2年の準備期間を経て、2020年秋に「天美」の初仕込みを実施。以来、品質管理から新商品開発までを主導してきましたが、2023年11月30日付で長州酒造を退職しています。「人の気持ちに触れるようなものを造ろうとしたら、こちらもちゃんと時間をかけて、手間をかけて造らないとできない」という藤岡さんの言葉には、その後の「天美」の酒造りにも受け継がれている姿勢が表れています。

現在の「天美」は、藤岡さんが築いた土台を引き継いだ新体制のもとで造られています。ゼロから蔵を立ち上げた初代杜氏の礎があったからこそ、6年という短い年月で世界最高峰のコンクールの頂点に立つ酒が生まれた——というのが、このニュースの背景にあるストーリーです。

見どころ④:注目したい、もうひとつの受賞

今回のセレモニーでは、チャンピオン・サケ以外にも見逃せない受賞がありました。

  • グレート・バリュー・チャンピオン・サケ:「渓流 吟醸」(遠藤酒造場/長野県須坂市)。年間生産量や国内販売価格などの条件を満たしたエントリーの中から選ばれる、コストパフォーマンスに優れた酒に贈られる賞です。
  • サケ・ブリュワー・オブ・ザ・イヤー:新澤醸造店(宮城県大崎市)が受賞。2022年から数えて5年連続という快挙で、出品酒全体の評価の高さが安定して評価され続けていることを示しています。

見どころ⑤:受賞蔵の日本酒はどこで買える?

チャンピオン・サケ受賞酒「蛍天」そのものは季節限定・数量限定での販売のため、受賞後は入手が難しくなることが予想されます。まずは同じ「天美」シリーズの純米吟醸から試してみるのもおすすめです。

天美 純米吟醸 720ml

天美 純米吟醸|長州酒造(山口)720ml

受賞酒「蛍天」と同じ純米吟醸シリーズ。青リンゴを思わせる香りの傾向を手軽に体験できる一本です。

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渓流 純米吟醸 黒ラベル 720ml

渓流 純米吟醸 黒ラベル|遠藤酒造場(長野)720ml

グレート・バリュー・チャンピオン・サケを受賞した蔵の純米吟醸シリーズ。信州の澄んだ味わいが楽しめます。

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※上記は受賞酒そのものではなく、同シリーズ・同蔵元の商品です。受賞酒「蛍天」の入荷状況は各酒販店に直接お問い合わせください。

IWC2026チャンピオン・サケによくある質問

Q1. IWC2026のチャンピオン・サケは何ですか?

山口県下関市の長州酒造が手がける「天美 純米吟醸 蛍天」です。2026年9月8日(現地時間)にロンドンで発表され、山口県の酒蔵として初めてのチャンピオン・サケ受賞となりました。

Q2. チャンピオン・サケはどうやって選ばれるのですか?

IWC SAKE部門は全11カテゴリーで審査され、まず各カテゴリーのゴールド受賞酒の中からトップの「トロフィー」が選出されます。2026年は59点がトロフィーを受賞し、その中から最終審査で選ばれた1点が「チャンピオン・サケ」です。

Q3. 「蛍天」とはどんなお酒ですか?

山口県産の酒米「西都の雫」80%と山田錦20%を使用し、精米歩合60%で醸された純米吟醸の原酒(アルコール分13度)です。青リンゴのような香りと繊細な甘み、優しいガス感が特徴とされています。2025年5月に初めて発売された季節限定商品で、2026年は発売2年目での受賞となりました。

Q4. 長州酒造はどんな酒蔵ですか?

山口県下関市菊川町で明治4年(1871年)に創業した「児玉酒造」の事業を継承し、2020年に新たな酒造りを始めた蔵です。太陽光発電関連企業「長州産業」の岡本晋社長が事業継承を決断し、新ブランド「天美」を立ち上げました。地元の伝統銘柄「長門菊川」も引き続き醸造しています。

Q5. 他にはどんな賞が発表されましたか?

コストパフォーマンスに優れた酒に贈られる「グレート・バリュー・チャンピオン・サケ」は遠藤酒造場(長野県須坂市)の「渓流 吟醸」が受賞。出品酒全体の評価の高さを称える「サケ・ブリュワー・オブ・ザ・イヤー」は新澤醸造店(宮城県大崎市)が5年連続で受賞しました。

Q6. トロフィー受賞酒59点はどこで確認できますか?

2026年5月に発表された全11カテゴリー・59点のトロフィー受賞酒一覧は、nom2.jpの「【IWC2026 SAKE部門】結果発表!世界が選んだ最高賞「トロフィー」受賞酒を完全網羅」で詳しく紹介しています。

まとめ:山口の若い蔵が、世界の頂点に立った

2026年9月8日、ロンドンで発表されたIWCチャンピオン・サケに選ばれたのは、山口県下関市の長州酒造「天美 純米吟醸 蛍天」。老舗酒蔵の事業を継承してわずか6年という若い蔵が、世界最高峰のコンクールで頂点に立ったニュースです。

更地の段階から蔵づくりに携わった初代杜氏・藤岡美樹さんが築いた「時間と手間をかけて造る」という土台が、2025年に誕生した「蛍天」、そして今回の受賞という形で結実しました。「蛍天」そのものは入手が難しくなることが予想されますが、まずは同じ「天美」シリーズから、世界が認めた酒質を体験してみてはいかがでしょうか。