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雁木 日本酒 — 山口の“素直な酒”で感じる米の力

雁木 日本酒 — 山口の“素直な酒”で感じる米の力
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蔵とブランドのストーリー

八百新酒造ってどんな蔵?

山口県岩国市にある八百新酒造は、明治10年(1877年)創業の歴史ある蔵元です。清流・錦川のほとりに位置し、自然豊かな環境を活かして酒造りを続けています。蔵の哲学は「人に寄り添う」「米に正直」であり、その姿勢は雁木というブランドに色濃く反映されています。華美な装飾を排し、飲み手が安心して“素直に”楽しめる酒を目指しています。

「雁木」の名前の由来

「雁木」とは、川辺の船着き場に設けられる階段状の桟橋のこと。かつて人々や物資が行き交った場所の象徴として、この名をブランドに冠しました。酒を通じて自然と人が集まり、出会いが生まれる存在でありたい——そんな思いが込められています。

無濾過へのこだわり

雁木の酒は「無濾過」であることが大きな特徴です。出荷前に行われる濾過をあえて省くことで、米の甘みや旨味、発酵由来の個性をそのまま残しています。結果として、力強くもナチュラルな味わいが実現。フレッシュさとワイルドさを両立したインパクトある酒に仕上がっています。


味わいと楽しみ方

基本の味わい

雁木の酒は「ジューシーで飲み飽きない」点が魅力。
搾りたての生酒はフルーツを思わせる香りと弾けるような酸味が特徴で、フレッシュ感が際立ちます。一方、火入れタイプは落ち着いたまろやかさと厚みがあり、じっくりと味わいたい人にぴったりです。

温度による変化

雁木は温度によって表情が大きく変わります。

  • 冷やして:果実感と透明感が際立つ。

  • 常温で:米の旨みがじんわり広がる。

  • ぬる燗で:酒の骨格が引き立ち、料理との相性が深まる。

ひとつの銘柄を異なる温度で楽しむだけでも、新しい発見があります。

相性の良い料理

シンプルな和食はもちろん、洋食との相性も抜群です。

  • 和食:刺身、塩焼きの魚、だしの効いた煮物、天ぷら

  • 洋食:チーズ、生ハム、バターを使った料理

無濾過ならではの厚みが、油脂や乳製品のコクをしっかりと受け止めてくれます。


おすすめの銘柄

雁木 活性にごり 発砲純米生原酒純米 スパークリング

シュワッとはじける爽快感とお米のやさしい甘みが絶妙にマッチした一本です。
グラスに注ぐと、きめ細かな泡が立ち上り、ほんのり甘くフルーティーな香りがふわっと広がります。初めての人におすすめ。

純米吟醸 無濾過生原酒(ノ壱/ノ弐)

爽やかな酸味と程よい甘みが調和したシリーズ。季節ごとの表情が楽しめ、幅広い料理に合わせやすい万能タイプです。

雁木 純米大吟醸 ゆうなぎ

山田錦を使った上品な大吟醸。繊細な香りとエレガントな口当たりで、特別な日の乾杯や贈り物に最適。桐箱入りの高級感あるデザインも魅力です。


まとめ

  • 雁木は山口・岩国の八百新酒造が造る「素直な酒」。

  • 無濾過の製法により、米本来の旨味と個性をストレートに表現。

  • 冷やし・常温・燗と温度で表情を変え、和洋を問わず料理と合わせやすい。

  • 初めてなら「活性にごりスパークリング」や「純米吟醸」、慣れたら「ゆうなぎ」で特別感を楽しむのがおすすめ。


参考文献


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